こんばんは。日に日に寒さが増してきましたね。
    仙台では最高気温が20度を下回る日も珍しくなくなってきました。
    急な温度変化で、先週まではスタッフ数名が盛大にゴホゴホやっていました…。
    (皆様も暖かくしてお気をつけください!)

    さて、今日は風が冷たいものの日差しは暖かく絶好のお出かけ日和。
    DADAではスタッフ全員でプレカット工場の見学に行ってきました。

    行ってきたのは石巻市にある株式会社 山大さんのプレカット工場と製材工場です。
    151014プレカット工場_4490
    プレカットというのは、建物に使用する材料を、現場で使いやすい大きさや形にあらかじめ工場で加工しておくことです。
    昔は大工さんが材料に現場で墨を入れて、ノミやカンナで加工を行っていました。
    今はほとんどの工事現場でプレカット材が使われています。



    まず最初に、CADセンターを見せていただきました。
    151014プレカット工場_2025
    ここでは設計図書を元に、専用のCADでプレカット図面をつくっています。
    写真だと分かりづらいですが、一見普通の図面のひとつひとつの部材に形などの情報が割り当てられているんです!
    なので、CAD上で建物の軸組み(構造)を立体的に確認することもできます。
    (今日は先月竣工した「森に開く長屋」のプレカット図面と、それをCGで立ち上げたものを見せてもらい一同興奮でした 笑)

    複雑な設計だと、ここでプレカット図を作る難易度も上がるそうです。
    工場では入力されたデータ通りに加工されていきます。



    こちらはプレカット工場。
    151014プレカット工場_4904

    こんな複雑な形状も機械がデータの通りにカットしてくれます。
    登り梁などの水平ではない材料も、屋根勾配などに合わせて斜めの加工ができるそうです。
    151014プレカット工場_176

    ドイツ製のプレカットマシン、フンデガーさん。
    151014プレカット工場_3470

    加工済みの材料が積まれています。この黄色いシートはUVをカットしてくれるらしいです!
    (自分の)日焼け防止に1枚ほしくなりました。
    151014プレカット工場_8587

    続いて、製材工場の方も見学。
    151014プレカット工場_7982
    腐りにくい心材(木の中心の赤っぽい部分)が多く取れる、径の大きいものを選んで仕入れているそうです。
    この写真ははまだ何もされていない丸太で、この後に皮むきや木取り、乾燥、製材などの加工がほどこされていきます。
    ちなみに製材の過程で出る樹皮や材料の耳の部分も捨てずに、工場のボイラーで燃料として利用するそうです。


    木材を乾燥させるところです。巨大な倉庫のような乾燥機がずらっと何台も並んでいました。
    151014プレカット工場_9988
    乾燥の工程はある程度決まっているのですが、その都度水分量などをチェックして、工程を増やしたり減らしたりするそうです。
    丸太から製材する際にも、木の状態をみて反りなどの変形を考慮して、少し大きめに加工しておくとのことでした。
    材料といっても木は生きているので、同じに扱ったからといって全て同じになるわけではないのですね。



    他にも写真では撮っていないところがたくさんあるのですが、色々説明していただきながらたっぷりと見学することができました。
    木材に関する知識やプレカットの工程・技術など知らないことがたくさんあり、とても勉強になりました。
    現場ではプレカット済みの材料しか見ることがないので、その前の段階で関わっている方々の顔が見れたのも良かったです。


    建物は設計者が図面を描き、それに従って工務店さんが施工を行ってくれることでできるわけですが、実際にはその元となる材料を作る人がいたりと、本当に大勢の人が関係しているんですよね。
    そして人だけではなくて、材料も人間がつくったものではなくて元を辿れば自然が育ててくれたものだったりするわけで。
    建築に限らず言えることですが、そんなところまで思いを巡らすことができると、設計と向き合う姿勢もより良いものに変わっていくのかなという気がします。
    (具体的に言うとなんでしょう、例えば材料により無駄が出ないような設計をする、とかもそのひとつでしょうか…まだまだ浅いけど…)


    (オノマツ)


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